長谷部誠にこそ「相応しい言葉」 ブンデス15季目へ充実の日本人MFに独紙が熱視線
フランクフルトで新シーズンに向けて調整、新監督の下で「再びゼロから…」
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が現地メディアの取材に応じ、来月開幕予定の新シーズンに向けた調整に手応えを感じていることを明かしている。ドイツ地元紙「ヘッセンシャウ」やドイツ紙「ビルト」が報じた。
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2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに移籍し、来季でブンデスリーガでの戦いも15シーズン目に入る37歳の長谷部だが、肉体的な衰えを指摘する声は周囲からは聞かれず、さらに長谷部本人からすれば、むしろフィジカルコンディションは向上しているという感触さえあるようだ。
19日の練習後に現地メディアの取材に応じた長谷部は、「非常に良い感覚がありますし、1年半前よりも良くなっていると思います」と自身の状態についてコメント。フランクフルトの地元紙「ヘッセンシャウ」も、「この守備のオールラウンダーは、プレーし続けている。『年齢はただの数字に過ぎない』という自明の理は、彼にこそ相応しい言葉だ」とプレシーズン中の長谷部を評し、順調に準備が進んでいる様子を伝えている。
また、昨季までヴォルフスブルクで指揮を執っていたオリバー・グラスナーを新監督として招聘したフランクフルトでは、目下のところ熾烈なスタメン争いが繰り広げられているが、このことについて長谷部は「僕らは再びゼロから始めなければなりませんが、それは特別なことではありません。もちろん、僕もまた自分のポジションのために戦わないといけません」として、同僚との厳しい定位置争いを歓迎している。
まだ決まっていない新主将については、「僕なら喜んでやりますけど、個人的には次の世代が責任を引き継ぐべきだと思っています」と語り、後輩にキャプテンマークを譲る考えを明かしているが、それ以外では来季もチームの中心選手として戦っていくという決意に、揺るぎや妥協は一切ないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)