延長で渾身2発も”ソウルの悪夢”に泣いた浦和の李 「勝つチャンスは3回も来ない」

「優勝できると思っていたし本当に残念」

 李は、勝負を決められるチャンスをものにできなかったことが敗因だと悔やんだ。

「2回勝つチャンスがあって、自分たちは決められなかった。3回目は来ないということ。その前に、90分で1点を取れば勝ちだったわけだから。今日のゲームは、今季のアジアでベストゲームだったんじゃないかと思う。でも、正直なところ優勝できると思っていたし、本当に残念な結果になってしまった」

 李の2ゴールで勝ち越した延長後半、PK戦で5人目のキッカーを務めたGK西川周作が決めれば勝利という場面、浦和は2度勝利目前まで行った。しかし、そこで浦和の甘さが出たと言うべきか、FCソウルの粘りに屈したと言うべきか、いずれにしても仕留めきれなかった。結果的に、その代償を払う結果になってしまった。

「この試合から、学ぶところはたくさんある。僕らは、もっと強くなる」

 日韓決戦で2ゴールのストライカーは、それでも必死に前を向いた。昨季のアジアチャンピオン広州恒大(中国)をグループステージで撃破し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「事実上の決勝戦」と位置づけたこのFCソウル戦も、勝利寸前まで行った。かねてから「僕らのサッカーは世界にあまりない。クラブワールドカップに出て世界を驚かせたい」と語っていた男は、その実力を国内リーグ制覇へとつなげて世界の舞台を目指していく。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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