主将・吉田麻也、攻撃の鍵“U-24アタッカー陣”へ発破 「本田さんは秀でていた」
堂安律、久保建英らの成長を評価も、本田圭佑を引き合いに勝負強さを要求
U-24日本代表の主将DF吉田麻也が、U-24スペイン代表との国際親善試合(17日)の前日オンライン会見に応じ、攻撃の主力となるMF堂安律、MF久保建英らに対し、「決定的な仕事をできるようになってほしい」と発破をかけた。
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日本は17日に強豪スペインとの東京五輪前最後の強化試合に臨む。優勝候補の一角に挙がる強敵に対しどの程度戦えるのか、メダル獲得を目指す日本にとっては、現状の実力を測る試金石となる一戦だ。
オーバーエイジ枠(OA)としての五輪出場が見込まれる主将の吉田は、「来日にして間もないという点でコンディションは不安かもしれないが、力のあるチーム。EUROでプレーしている選手もいて、各々が個々の立ち位置も確認できるいい機会だと思う」とこの試合の位置づけに見解を述べ、「コンディションが整っていなくて支配できる可能性だってある。強い相手との戦い方は再確認しないといけないので、それはチェックしたい」と、強豪国との貴重な一戦を見据えた。
攻撃では、2列目での出場が有力な堂安、久保らの力が鍵を握る。両者に関してはすでにA代表にも名を連ね、日本の将来を担うタレントとしての期待も大きい。そんな2選手を、吉田は「代表に入り始めた時より、確実に細かなミスの減少、プレーの質の向上が目に見えるほど成長したと思う」と評価。一方で「チームの中心、チームを背負う選手になってもらうには大事な試合で結果を出せる選手になってもらいたい」とさらなる成長を求め、長らく日本のエースへ君臨し続けたMF本田圭佑を引き合いに、発破をかけた。
「気持ちよくプレーできるように守備の負担を減らしたいと思うけど、その分彼らには決定的な仕事をできるようになってほしい。特に本田さんは、ここぞという時に力を出す能力が非常に秀でていた。律にも話すけど、そういう選手になってほしい。2列目の選手はみんなそう。日本の一番のストロングポイントだと思う。彼らが決定的な仕事をできるかどうかにかかっていると思う」
守備陣の1人として長年、日本代表を見守ってきた吉田ならではの言葉には、タレント揃いのアタッカー陣に対する期待感が込められていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)