バルサ、メッシの「居場所作り」に苦戦 46億円確保へ2選手に“契約解除”打診も拒否

去就が注目されているFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
去就が注目されているFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

無所属になったメッシとの再契約は濃厚も…“高所得者”の売却が必要とスペイン紙報道

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、6月いっぱいでバルセロナとの契約が満了を迎え、現在はフリーの身となった。バルセロナとの再契約は確実と見られているものの、クラブはメッシの居場所を確保するために選手の売却に奔走しているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じた。

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 メッシとの再契約はジョアン・ラポルタ会長の当面の目標であり、最優先事項とも言われる。アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロら新戦力の獲得を決める一方で、人件費削減として選手の売却にも積極的に動いている。

 すでに21歳のポルトガル代表MFフランシスコ・トリンコンは、ウォルバーハンプトンへの1年間の期限付き移籍が決定。元U-21スペイン代表DFジュニオル・フィルポもリーズ・ユナイテッドに移籍金1500万ユーロ(約20億円)で移籍が決まる見込みだ。しかし、この2人の放出だけでは不十分で、クラブはさらなる“高所得者”の売却を必要としている。マルカ紙は「バルセロナは高額年俸選手の放出に動いているが、それは簡単なことではない」と報じている。

 記事によれば、クラブは年俸1600万ユーロ(約21億円)から1800万ユーロ(約24億円)を支払うフランス代表DFサミュエル・ウムティティと、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチに契約解除を打診したが、いずれも選手に拒否されたという。2人の放出でおよそ3500万ユーロ(約46億円)分の資金を確保しようとしている。

 また、4000万ユーロ(約52億円)ものコストカットになるというブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの売却についても買い手は見つからず、再び期限付き移籍になる可能性があるという。

 その他にもデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテ、元U-19スペイン代表MFカルレス・アレニャ、フランス代表DFクレマン・ラングレ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの放出も噂されている。メッシの居場所確保を最優先としてチームの大刷新を図るバルセロナだが、ここまでは思うように進んでいないようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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