「東京五輪メンバー18人」を英国人記者が予想 FW陣の“残り1枠”に選んだのは?

3月のアルゼンチン戦でゴールを決めたFW林大地(写真右)【写真:Getty Images】
3月のアルゼンチン戦でゴールを決めたFW林大地(写真右)【写真:Getty Images】

チャンスを生かせなかった前田、FW陣のラスト1枠に林を推す

 ボランチは遠藤とコンビを組む一番手が、田中碧であるのは間違いない。2列目も不動のエース、久保建英を筆頭に堂安律、三笘薫、相馬勇紀の4人は“鉄板”で間違いないだろう。

 残るFW枠は2人。上田綺世はストライカーとして才能を開花させている。このメンバーで間違いなく最も成長した選手だ。そして、日本が長年苦しみ続けているセンターフォワードの人材問題が浮上する。残り1枠をどうすべきか。

 前田大然はジャマイカ戦で先発起用され、メンバー入りを自ら確定できるチャンスを与えられた。相手DFへのチェイシングで熱心さは見せたが、彼にはメンバー入りを果たすだけの肝心のクオリティーが達していない。そこで私は前田ではなく、3月のアルゼンチン戦で輝いた林大地を推したい。

 U-24日本代表はアルゼンチン、ガーナ、そしてA代表だったジャマイカを相手に感銘的なパフォーマンスを見せた。チューニングはこの上ないほどに順調だろう。南アフリカとの五輪初戦へ向けたカウントダウンが始まる。日本のサポーターが思い描くような素晴らしいパフォーマンスを、森保監督とチームには期待したい。

マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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