「日本の主役」久保に最高点、“落第”評価は? 英記者、ジャマイカ戦“先発11人”を採点

ジャマイカ戦にスタメン出場した11人の評価に注目【写真:ⓒJFA】
ジャマイカ戦にスタメン出場した11人の評価に注目【写真:ⓒJFA】

“最終選考”のジャマイカ戦、左SB旗手の「多様性は買い」

 東京五輪に向けて強化を進めるU-24日本代表は12日、豊田スタジアムでジャマイカA代表との国際親善試合に臨み、前後半それぞれ2ゴールずつを奪って4-0で勝利した。本大会メンバー18人選出前の“最終選考”の舞台となった一戦を、海外の識者はどのように見たのか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、この試合に先発出場した11人を採点。2試合連続ゴールを決めたMF久保建英(ヘタフェ)を「日本攻撃陣の主役」と単独最高点で絶賛した一方、不発に終わった1トップのFW前田大然(横浜F・マリノス)に最低評価を与えた。

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ジャマイカ戦のU-24日本代表スタメン11人の採点(10点満点)

【GK】
■谷 晃生(湘南ベルマーレ) 6点
 前半45分で交代となった守護神はまたしても静寂な1日に。ジャマイカはファイナルサードでほとんど脅威を示さず。またしても試練はゼロ。

【DF】
■酒井宏樹(浦和レッズ) 7点
 右サイドでの存在感は絶大。堂安との連係と呼吸は抜群で、チームの資産に。

■吉田麻也(サンプドリア) 6点
 試合全般でジャマイカが無力さを露呈する中、相棒の冨安不在でも、最終ラインで余裕を示した。

■町田浩樹(鹿島アントラーズ) 6点
 冨安不在の影響で吉田の相方に。無難の一言。チーム力の差からメンバー選考に向け、マイナス材料は示さなかった。

■旗手怜央(川崎フロンターレ) 6点
 18人という五輪代表メンバーを考えると、この多様性は買いと言おう。右サイドの酒井との攻撃力で多少見劣りしたとしても…

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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