移籍成立には最低33億円 冨安健洋、アタランタ移籍合意報道にイタリア大手紙が見解
ボローニャのサバティーニTDは選手を「安売りはしない」と現地紙指摘
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、同じセリエAのアタランタへの移籍間近とイタリア紙「トゥット・スポルト」などで報じられた。しかし、ボローニャとしては簡単に放出する意思はないようだ。イタリア大手紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、「宝は安売りはしない」と伝えている。
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冨安はイタリア挑戦2年目の今季、リーグ戦31試合に出場して最終ラインを支えた。右サイドバック、センターバック、左サイドバックをソツなくこなすユーティリティー性も改めて証明したなか、リーグ3位のアタランタが獲得に近づいているとされていた。
しかし、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、「サバティーニTD:宝は安売りはしない。扉を叩く人に、ボローニャはコストダウンしては選手たちを売らない」と見出しを打ち、ワルテル・サバティーニTD(テクニカルディレクター)は選手売却に際して決して“おまけ”はしないとしている。
「サバティーニTDはサポーターたちと(シニシャ・)ミハイロヴィッチ監督を満足させたい。リーグのより優秀なより強い選手たちとともに、情熱と感動で生きている。他のクラブが価値を図る金額と会長が要求する金額は、コロナに影響されてはいないようだ。他のクラブとボローニャの会長の選手の価値には差がある。(イェルディ・)スハウテンには800万ユーロ(約10億6000万円)、(マティアス・)ズヴァンベリにも1000万ユーロ(約13億3000万円)以下、トミヤスと(リッカルド・)オルソリーニにも1500万ユーロ以下(約20億円)なのでまとまらない。『ボローニャは安売りの店ではないと、みんなが知らなければならない』。トミヤスとオルソリーニにはそれぞれいくら要求すればいいか? 2500万ユーロ(約33億2000万円)だ。確実に2000万ユーロ(約26億6000万円)以下では放出しない。トミヤスのアタランタへの放出交渉はない。オファーと要求の差が大きすぎる」
膝に違和感を抱え、U-24日本代表の活動から離脱している冨安だが、果たして今夏にステップアップ移籍は実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)