FC東京がクラブ史上初のACL8強へ前進! 水沼の2得点で上海上港に先勝

序盤から積極性を示して先手を奪う

 FC東京は17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で上海上港との第1戦に臨み、MF水沼宏太の2ゴールによって2-1で先勝。クラブ初となるACL準々決勝進出へ貴重な勝利を手にした。

 グループステージE組を2位で勝ち上がったFC東京は、イングランド代表監督の経験などがあるスベン=ゴラン・エリクソン監督率いる上海上港との激突となった。ホーム東京スタジアムの声援を背に、序盤から積極的に攻めに出る。

 前半4分、右サイドからのクロスをペナルティエリア内でFW前田遼一が落とし、走りこんだ水沼がスライディングシュートを放ったが、相手DFの懸命のブロックに遭った。同10分にはMF羽生直剛のパスをMF米本拓司が合わせるなどFC東京が攻勢をかけていく。

 同41分には相手FWエウケソンがミドルシュートを防いだ際、ペナルティエリア内でハンドをしたように見えたが、PKではなく直接FKの裁定が下った。しかし、この不運にも水沼が壁の下を通すグラウンダーのシュートを放つと、相手DFの足に当たってゴールネットに突き刺さる。“誤審”を跳ね返してFC東京が先制点をゲットした。

 1点リードで折り返した後半、アウェーゴールを狙う上海上港が攻撃に圧力をかけてきた。すると同10分、相手FWウー・レイに痛恨の同点弾を許し、FC東京は1-1に追いつかれた。しかしその10分後、左サイドのDF徳永悠平のクロスに対し、ファーサイドの水沼がフリーとなる。これを豪快に蹴りこみ、2-1と再び突き放した。

 

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