アザールのレアル残留に疑問の声…同胞GKが去就動向に見解 「100%確信している」
レアル・マドリードに所属するベルギー代表FWエデン・アザールは、2020-21シーズンのレアルが無冠に終わったことで大きな批判を浴びている。彼をかばってきたジネディーヌ・ジダン監督の退任が決まり、レアルでのキャリアが続くのか不透明な状況になっていたが、代表とクラブでチームメートのGKティボー・クルトワは、アザールの残留を確信しているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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2019年6月にチェルシーから移籍金1億ユーロ(約134億円)でレアルに加入したアザールだが、負傷に苦しみ十分な活躍はできていない。さらにチームが始動するたびに、体重超過で合流し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でチェルシーに敗れて敗退が決まった直後には、かつてのチームメートと談笑した姿が問題視されるなど、その素行もレアルのファンの怒りを増幅させた。
そうした状況を受け、スペインではアザールの去就に疑問符が投げかけられてきた。だが、クルトワは、母国のベルギーメディア「Le Soir」の取材で「100%残留を確信している」と、コメントしている。
「彼は移籍を望んでいない。退団を望んでいると書き立てるのは、マドリードのメディアだけだ。彼は残留を望んでいて、怪我を気にせずプレーして、タイトルを獲得することを望んでいる。レアル・マドリードでは、いつでも、誰にでも、批判が浴びせられる。ギャレス・ベイルは、CLで勝ち、キエフでの決勝では2得点を挙げた。リスボンでも決勝を戦った。それでも批判されたんだ。マドリードでは、批判とプレッシャーをメディアとファンから受けることを全員が理解している。でも、エデンはうまく乗り切れるよ。そう言えるだけ、彼のことはよく知っている。まだすべてを変えられる」
さらにクルトワは、今シーズン、アザールがプレーできない時も、ジムでのトレーニングを行っており、「かつてないほど強くなった」ことも証言している。欧州選手権(EURO)での活躍も期待されるアザールだが、チェルシー時代のような輝きを再び取り戻すことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)