バルサ連覇に潜む数奇な巡り合わせ 3月に逝去したカリスマにまつわる「ある数字」とは

1988年のバルサ監督就任以降で…

 「ESPN」によると今シーズンの優勝には、クライフ氏とは切っても切り離せない数字が潜んでいたという。それはクライフ氏がバルセロナの指揮官としてチームを率いて以降から数えると、通算「14度目」となるリーガ制覇になったという。説明するまでもなく「14」と言えば、“フライング・ダッチマン(空飛ぶオランダ人)”の異名を取った男の愛した背番号で、代名詞とも言える数字だ。

 また、レバンテ戦ではスアレスがハットトリックを達成したが、スアレスは過去にバルセロナとともにクライフ氏と縁の深いクラブ、アヤックスに所属した経験があることにも触れられている。

 クライフ氏の永遠の名言「美しく勝利せよ」の通り、バルセロナは華麗なるポゼッションサッカーと獰猛なフィニッシュワークで相手守備陣を粉砕し、タイトル防衛に成功した。終盤戦では少し苦しんだものの、最後にスタイルを体現したカタルーニャの雄に対して、辛口で知られたクライフ氏も、きっと天国で拍手を送っているに違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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