A代表が貫録の3-0完勝! 日本代表“兄弟対決”…久保、堂安らU-24代表に厳しいレッスン

A代表が快勝【写真:Getty Images】
A代表が快勝【写真:Getty Images】

橋本が電光石火の先制弾、鎌田&浅野が追加点で完成度の差を見せつける

 日本代表(A代表)と東京五輪を目指すU-24日本代表によるチャリティーマッチが3日に札幌ドームで行われ、A代表が3-0で完勝。チーム力の差を見せつけた。

 当初の予定ではA代表がジャマイカ代表と国際親善試合を行う予定だったが、来日に際してのトラブルにより試合がキャンセルになった。そこで急遽、同時期に活動中だったU-24代表との“兄弟対決”が実現した。

 東京五輪を目指すU-24代表にはオーバーエイジとしてDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航が合流しているが、5日にU-24ガーナ代表との国際親善試合を控える関係もあってか、全員がベンチスタートになった。一方のA代表は上記3人が抜けたものの、前線はほぼベストメンバーの構成になった。

 あっという間の先制パンチは、“兄貴分”のA代表だった。前半2分に右コーナーキックを得ると、MF鎌田大地のキックにニアサイドでFW大迫勇也がファーサイドに流したところ、フリーでMF橋本拳人が突進。難なく押し込んで1-0とリードを奪った。

 A代表がボールも試合も支配するなか、U-24代表は前半20分に一瞬のチャンスを得る。最終ラインからのボールを1タッチで2回つなぐと、FW田川亨介が背後に抜け出してGKシュミット・ダニエルと1対1になるチャンスを得たが、シュートは枠外に外れてしまった。

 そしてA代表は前半41分、ペナルティーエリア内でMF南野拓実がヘディングでつないだボールを鎌田が受けると、キックフェイントからの左足シュートで追加点。A代表が2-0とリードを広げてハーフタイムへ突入した。

 後半から両チームともGKを含め最大8人の交代枠の中で多くを使用。A代表は5人、U-24代表は4人を交代させたが、オーバーエイジ3人は投入しなかった。するとA代表は後半7分、左サイドをMF伊東純也とDF小川諒也で切り崩し、小川のラストパスにFW浅野拓磨が飛び込んで混戦から押し込んだ。後半から出場した3人がいきなり結果を残し、3-0と点差が広がった。

 後半は全体的にU-24代表がボールを持つ時間が長かったものの、ゴール前を切り崩すような場面はほぼなかった。逆にA代表はカウンターで決定機を作る場面もあり、試合運びに差が出た。そうしたなかで同33分、U-24代表は遠藤がボランチで途中出場。オーバーエイジでは唯一の出場になった。

 遠藤が入って急激に攻撃のリズムが出たU-24代表は右サイドを中心にチャンスを作ったが、ゴールにはつながらず3-0で試合は終了。A代表が貫録を見せる形で異例の試合は幕を閉じた。
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