ハフェルツが殊勲の決勝弾! チェルシー、シティを1-0撃破…9季ぶり2度目のCL制覇
2011-12シーズン以来、2度目のビッグイヤーを獲得
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝マンチェスター・シティ対チェルシーが現地時間29日にポルトガルのエスタディオ・ド・ドラゴンで行われ、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツの決勝点によりチェルシーが1-0で勝利。イングランド対決を制し、2011-12シーズン以来9季ぶり2度目のビッグイヤーを獲得した。
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両チームにとって今季ラストゲームとなる大一番。互いに中盤での激しいプレスで相手に自由を与えず、カウンターの応酬となるなかでチェルシーがアクシデントに見舞われる。ドイツ代表MFギュンドアンとの接触プレーでブラジル代表DFチアゴ・シウバが負傷。前半39分でデンマーク代表DFアンドレアス・クリスティテンセンとの交代を余儀なくされた。
しかし、そうしたなかで先制に成功したのはチェルシーだった。同42分、左サイドのイングランド代表MFメイソン・マウントからのスルーパス一本でDFラインの背後へ抜け出したハフェルツがGKをかわして左足で流し込んだ。21歳のハフェルツはこれがCL初ゴールとなった。
互いに選手交代がなく迎えた後半、ビハインドを背負っているシティにもアクシデントが発生。同11分、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがドイツ代表DFアントニオ・リュディガーと接触。顔面を強打し、プレー続行不可能となってブラジル代表FWガブリエル・ジェズスと交代した。
攻撃の要を失ったシティは残り15分の段階でこれがラストゲームとなるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロを投入するも、フランス代表MFエンゴロ・カンテが圧倒的な存在感を示したチェルシーの守備陣を最後まで崩すことができなかった。
試合はそのまま1-0で終了。鉄壁の守備でプレミア王者をシャットアウトしたチェルシーがPK戦の末にバイエルン・ミュンヘンを破った2011-12シーズン以来となる2度目のCL制覇を成し遂げた。今季シティを相手には公式戦3勝1敗(プレミアリーグ1勝1敗、FAカップ1勝、CL1勝)と勝ち越す結果となり、トーマス・トゥヘル監督にとっても悲願のタイトル獲得となった。