浦和、ユンカーのデビュー弾と阿部の“芸術FK”で快勝 仙台戦「ホーム無敗記録」を更新

フリーキックから追加点を決めたMF阿部勇樹【写真:Getty Images】
フリーキックから追加点を決めたMF阿部勇樹【写真:Getty Images】

仙台に2-0と快勝、公式戦4試合ぶりの白星

 浦和レッズは9日のリーグ第13節ベガルタ仙台戦に2-0で勝利。リーグ戦での対仙台、ホームでの歴代無敗記録を伸ばした。

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 浦和は5日のルヴァン杯グループステージ第5節、柏レイソル戦でデビューしたデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが、この仙台戦でもスタメン出場してJ1デビュー。一方で、2013年の浦和加入から仙台戦では16戦18ゴールのFW興梠慎三はベンチスタートになった。

 また、GKでは下部組織育ちで18歳の鈴木彩艶がJ1デビュー。前節でミスからの失点があったGK西川周作はベンチスタートになった。

 前半は浦和のボール支配率が高いなかでも、そのミスを突いて仙台がゴールに迫る場面もあった。浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、ハーフタイムにMF小泉佳穂を左サイドハーフから、マイボール時には4枚広がるFWのトップ下の位置に動かすと、そこから展開が変わった。

 後半13分、浦和はFW武藤雄樹が右のインサイドでボールを持つと、中央に入ってきた小泉とワンツー。リターンを受けた武藤は、ペナルティーエリア内の右サイドでマークを外したユンカーにラストパスを供給した。ボールを受けたストライカーは、相手GKヤクブ・スウォビィクとの1対1を左足アウトサイドで冷静に決めて、J1デビュー戦で初ゴールを奪った。

 さらに浦和は同30分、MF関根貴大のパスを中央で受け、突破にかかった小泉が倒されてゴール正面でフリーキックを獲得。ここでMF阿部勇樹が右足の芸術的なカーブショットをゴール右に決めた。ロドリゲス監督が後半から配置を変えた小泉の躍動で、浦和が2-0とした。

 仙台はゴールに迫るような具体的なチャンスを作り出すには至らず、このまま試合は終了。鈴木はJ1デビュー戦を無失点で飾り、浦和はリーグ戦でのホーム仙台戦での無敗記録を伸ばし、公式戦では4試合ぶりの勝利を手にした。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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