リバプールOB、CL決勝の“イングランド対決”は「完全な悪夢」と本音を吐露
CL決勝は2年前のリバプールとトッテナムの対戦以来となる同国対決
チェルシーは現地時間5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦で、レアル・マドリードに2-0で勝利し、2戦合計スコア3-1で9年ぶり3度目の決勝進出を果たした。5月29日に予定されている決勝では、マンチェスター・シティとの“イングランド勢対決”を迎える。英国が沸くなか、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、「完全な悪夢だ」と語った。
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イングランド勢の快進撃が止まらない。CLではマンチェスター・シティとチェルシーが決勝進出を果たしたが、6日に行われるUEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦の結果次第では、EL決勝もマンチェスター・ユナイテッド対アーセナルというイングランド勢対決になる可能性があるからだ。
イングランド・サッカーのレベルの高さを示す状況だが、英国を代表する名門であるリバプールに現役生活を捧げたキャラガー氏は、「完全な悪夢だ」と自身の古巣がどちらの決勝にもいない現状を冗談を交えて嘆きつつ、「イングランドのサッカー界が、現在どうなっているかを示しているから喜んでいるよ」と続けた。
「EL準決勝後には、4つのクラブが欧州大会の決勝にいる可能性がある。数週間前、欧州スーパーリーグが話題になったが、スペインの2大クラブである(レアル・マドリードの)フロレンティーノ・ペレス会長と(バルセロナの)ジョアン・ラポルタ会長は、スーパーリーグの実現を強く願った。それは、現時点でプレミアリーグのクラブと対等に戦えないからだ。
それは、サッカーの質だけではない。金銭面、監督の質もだ。トーマス・トゥヘル、ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ……。現時点でプレミアリーグが彼らの居るべき場所であり、欧州の他国のリーグには申し訳ないが、ちょっと差が出ている。チェルシーは、ただレアル・マドリードに勝っただけではない。彼らは2試合でレアルを粉砕した」
EL準決勝の第1戦で、ユナイテッドはASローマ相手に6-2で勝利しており、決勝進出に大きく近づいている。一方のアーセナルは、敵地でビジャレアルに1-2で敗れたが、ホームでの第2戦に向けてアウェーゴールを持ち帰った。イングランドの強さを語ったキャラガー氏の言葉を示す結果が、ELでも見られるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)