レスター優勝は「優れた人格者の別格の仕事」 ラニエリ采配をマンチーニが絶賛

セリエAとプレミアの競争力の差に触れて偉業を祝福

 インテルのロベルト・マンチーニ監督が、イングランド・プレミアリーグ制覇を成し遂げたクラウディオ・ラニエリ監督に対して祝福のメッセージを送っている。イタリア国営放送「RAI」のラジオ番組に出演し、話したもの。

「彼の成功は本当に嬉しいよ。彼は本当に優れた人格者で、イタリアで彼の身の回りに起きたことは運がなかった。素晴らしいチームを作り上げて、トップクラブを破っていったのだから、その仕事は別格だと言える」

 ラニエリ監督はイタリアでは、1994年にセリエBのフィオレンティーナを率いてリーグ優勝したのを最後に、年間を通して戦うリーグ戦のタイトルを獲得したことがなかった。数々のビッグクラブを率いている経歴も、途中就任が多かった。苦境に陥っているチームを立て直す手腕から「修理屋」との称号も与えられたが、じっくりとチームを作り上げる時間を与えられることは稀だった。そうした状況を、同じ監督業を営むマンチーニ監督は「不運だったのだ」と話している。

 また、自身もマンチェスター・シティを率いてプレミアリーグを戦った経験を持つことからも、イタリアとイングランドの違いについて話している。

「イタリアでは、上位の数クラブの勝利を疑うことがない。だが、イングランドは全てが違っている。セリエAでは最高のチームと平均的なチームの間には大きすぎる差がある。だが、イングランドではその差が小さい。競争力があるんだ」

 

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