元神戸FWビジャ、日本で“選手発掘”プロジェクト開始 スペインでの正式契約を助言

元スペイン代表FWダビド・ビジャ【写真:高橋 学】
元スペイン代表FWダビド・ビジャ【写真:高橋 学】

ビジャが母国スペインへ挑戦する選手を発掘・育成 「1人でも多くの日本人選手を…」

 世界的なストライカーでヴィッセル神戸にも所属した元スペイン代表FWダビド・ビジャが、母国スペインへのプロサッカー選手挑戦プログラム「Road to Spain」の参加者募集を始めた。ビジャ率いるD7グループが発表。「Road to Spain」は、プロサッカー選⼿の発掘や育成のオーディションを行うプログラムで、国内トライアウトでの審査のもと、選抜された選⼿たちが、世界5⼤リーグの1つであるスペインに渡って実⼒を証明し、クラブとの正式契約を⽬指す、本気の海外挑戦プロジェクトだ。

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 現在は日本代表MF久保建英(ヘタフェ)やMF乾貴士(エイバル)らが活躍するスペイン。サッカー選手が目標とする世界最高の舞台を目指すプロジェクトをビジャが開始する。

 プログラムの意義は、欧州、特にスペインで活躍できるサッカー選手になるために語学や⽂化の⾯だけではなく、サッカーのスタイルや、ポジション毎に求められる考え⽅などへの適応が求められ、スペイン国外でプレーしてきた選⼿がいきなり活躍できるほど簡単ではない。これまでの⽇本サッカー界での「常識」では、スペインでのプレーは、⽇本国内リーグで代表クラスの実績を残してから、また、ベルギーやオランダなどの外国⼈枠が⽐較的多い、ヨーロッパ⼩国でのリーグで実績を残してから、と認識されてきた。だが、DV7グループは、未来のある選⼿にスペインの下部カテゴリーから上がって、ラ・リーガで活躍するという夢を実現しようというルートだという。

 特に、外国⼈選⼿として将来スペインのトップリーグを⽬指すには、まずはスペイン国内
下部リーグでスタートして、ステップアップする道が、有効だという考え。このプログラムを、⼈材育成プロジェクトという⾯からも捉え、取り組み、ビジャ⾃⾝が積極的に挑戦者の⽇本⼈選⼿にコーチング、アドバイスを行う予定だ。

 ビジャは今回のプロジェクトに対して以下のようにコメントを発表している。

「⽇本⼈選⼿達の技術⼒、献⾝性、⾛⼒の全体的な⾼さは、間違いなく⾼い。これは私が⽇本で過ごし、選⼿としてプレーしたことで発⾒した。私たちが選んだ選⼿の未来を信じて、考えうるベストな環境を提供することで、1⼈でも多くの⽇本⼈選⼿のスペインでの⾶躍を実現したいと願っている」

 昨年の第1期⽣は合格⽣2人がスペインに渡り、4部リーグ所属のUDラネラと契約を締結。まずは2日間の国内トライアウトから開始し、スペインで2022年シーズンのプレシーズントレーニングに練習生として参加する。その後、正式契約を目指す。ビジャの思いを背負った“ダイヤの原石”が大きな1歩を踏み出すプロジェクトとなる。

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■プロジェクト概要
書類審査の受付は5⽉16⽇(⽇)まで。
受験会場は関東と関⻄の2か所で、それぞれ先着100人(合計200人)を上限とし、上限に達し次第募集は終了。
選抜選手は現地でのプレシーズンテスト中、エコノミークラス往復航空券、トライアウト参加期間中の現地居住費⽤、通訳費⽤が支援される。

【特設エントリーページはこちら】
https://dv7soccer.jp/wp/

(FOOTBALL ZONE編集部)



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