浦和が柏木の一撃で2季ぶりの”さいたまダービー”に勝利! 公式戦12試合無敗で首位キープ

大宮が助っ人トリオ投入も無失点で凌ぐ

 後半に入ると、浦和は前半よりもパスの精度が高まり、大宮を押し込むようになっていく。特にMF柏木に良い形でボールが集まるようになり、浦和の武器である多彩なパスワークが発揮されるようになっていった。しかし、大宮の最終ラインも集中力が高く、浦和は最後の局面で決定機まで持ち込むことがなかなかできずにゲームが進んでいった。

 大宮は後半勝負のプランか、ベンチスタートにしていた外国籍選手を順次投入して戦局の打開を図った。同17分にはFWドラガン・ムルジャ、同28分にはFWネイツ・ペチュニクを投入して2トップに据え、同35分にはMFマテウスを入れて家長と2人を2列目に並べて攻撃に厚みを出そうとする。

 その一方で、前半に浦和を苦しめていた連動した動きから裏を突く鋭いカウンターは次第に見られなくなり、浦和の守備陣を個々に崩しにかかる単調な攻撃になって有効打を繰り出せなかった。試合はこのまま1-0で浦和が勝利し、2シーズンぶりのさいたまダービーに勝利。公式戦の無敗記録を「12」に伸ばしてファーストステージ首位を守ると同時に、大宮の無敗記録も「10」でストップした。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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