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「卑劣な泥仕合」 欧州スーパーリーグとUEFAの対立をミランサポーターが痛烈批判
ミランのサポーターグループ「クルヴァ・スッド・ミラノ」が声明を発表
イタリア・セリエAの名門ACミランは、現地時間18日に発表された欧州スーパーリーグ構想の創設12クラブに名を連ねた。それから48時間で半ば瓦解した構想だが、ミランのサポーターグループ「クルヴァ・スッド・ミラノ」は、この構想について「スーパーリーグは新たに生まれた別の汚物」としたうえで、「ファンやサポーターのため」という言葉でやり合った創設クラブとUEFAに対し「卑劣な泥仕合」と痛烈な批判を展開している。
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発表された構想では、スペインの強豪レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が初代会長を務める。イタリア・セリエAの名門ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長は、すでに欧州サッカー連盟(UEFA)の理事を辞任し、この2クラブが中心的な役割になる。
スペインではレアルの他にバルセロナとアトレティコ・マドリード。イタリアはユベントスに加えてACミランとインテル。イングランドはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナムの合計12クラブが参加を表明し、さらにドイツなどから3クラブを加えた15クラブが固定メンバー。さらに5クラブを加えた20クラブでのリーグ戦構想を打ち出した。
しかし、UEFAやボリス・ジョンソン英国首相、ローマのヴィルジニア・ラッジ市長ら政府関係者の強烈な反発や、参戦を表明したクラブの監督や選手も公然と批判。すでにレアルとユベントスを除いた10クラブが、脱退への動きをなんらかの形で見せている。その際、リーグ構想を打ち出したペレス会長にしても、批判する側にしても「ファンやサポーター」のためという言葉が多くあった。
ミランのサポーターグループ「クルヴァ・スッド・ミラノ」は、「政府、様々なサッカー連盟のトップ、そしてヨーロッパ中の監督たちが即座にこの新リーグを激しく非難し、『サッカーは人々のもの』という叫びの下で重い罰則を示唆している。正直なところ、会議室にいるお偉いさんたちが、こぞってファンのことを第一に考えてくれるようになったことは、俺たちを笑顔にする」と前置きしたうえで、皮肉めいた言葉を並べた。