「タクミも追随に望み」 リバプールの“移籍兆候の打破”に英注目「現在の論点」
新星MFエリオットが傾向を覆す? 南野は「同じ道を辿る機会がもたらされるかどうか」
日本代表MF南野拓実は今季、リバプールからサウサンプトンに期限付き移籍している。シーズン終了後にレンタル期間満了を迎え、完全移籍への切り替えの可能性も取り沙汰されるが、英地元紙は「ハーヴェイ・エリオットはリバプールの移籍兆候を打破し、タクミ・ミナミノもそれの追随に望み」と見出しを打って取り上げている、
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南野は今季リバプールで勝負の2シーズン目を迎え、プレミアリーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録した。しかし、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまり、アタッカー陣の序列で後退。そして、今冬の移籍市場最終日に、サウサンプトンへの期限付き移籍が決定した。新天地では、ここまで2ゴールを記録している。
今季終了後にリバプールへ復帰する予定となっているが、一部報道ではサウサンプトンへの完全移籍の可能性も取り沙汰されている。そんななか、英地元紙「リバプール・エコー」は「ハーヴェイ・エリオットはリバプールの移籍兆候を打ち壊し、タクミ・ミナミノもそれの追随に望み」と見出しを打ち、レンタル組の動向に注目している。
18歳のMFハーヴェイ・エリオットは昨年10月に2部ブラックバーンに期限付き移籍し、主力に定着。6ゴール11アシストの活躍を披露している。記事では、「リバプールは今季も数人、レンタル移籍で出向させているが、エリオットと南野だけがアンフィールドで長期的に活躍するチャンスがある」と取り上げている。
また、リバプールのレンタル組は出戻りで活躍する例は少なく、「リバプールは(レンタルすることで)密かに彼らの移籍金額を膨らませる狙いがある」と、完全移籍で売却するための期限付き移籍となっている傾向を指摘。そのうえで「エリオットの完全移籍はすぐに起きない。彼の才能や彼自身がリバプールファンであることを踏まえると、キャリアの大部分をアンフィールドで過ごす可能性がある。エリオットのスター性に疑いの余地はない」と説明している。
「エリオットはリバプールの移籍兆候に一石を投じ、出戻りで活躍する久しぶりの選手となるかもしれない」と太鼓判を押した一方、南野にもそのチャンスは残されていると主張しており、「南野は現在の論点であり、同じケースとは言えないなか、同じ道を辿る機会がもたらされるかどうかだ」と、レンタルバックでトップチームに定着できるか否かに注目していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)