タフガイストライカー鈴木武蔵 若き日本代表を仁川・アジア大会で決勝トーナメント進出へと導く

寒さの耐性は十分
 仁川・アジア大会に出場しているU-21日本代表FW鈴木武蔵は20日、1次リーグ最終戦ネパール戦(21日・高陽)に向けて自然体で臨むことを誓った。若き日本代表は、決勝トーナメント進出を懸けた一戦を前に、この日も、安山市内で約1時間半の調整を行った。
 初戦のクウェート戦で2得点を挙げた鈴木だが、第2戦のイラク戦ではノーゴールに終わり、チームも惨敗した。突破に向けて勝利に導くゴールがほしいところだが、鈴木はあえて肩の力を抜いた。
「フィニッシュの精度が課題。精度が上がれば、もっとチャンスになる。ただ、意識すると取れないので、肩の力を抜いてやりたい。リラックスして、なるべく自然体で。余計なことを考えずに試合に臨みます」
 また、現在の韓国の気候は、朝晩の寒暖差が激しく、昼間は半袖でも暑いくらいだ。だが、日が落ちると、急激に気温が下がる。選手村の掛け布団は薄手のため、選手たちの体調管理も大変だ。鈴木は「(掛け布団は)確かに薄い。でも、ギリギリ大丈夫」と言ってこう続けた。
「自分は新潟の寮では、真冬でも乾燥してしまうから夜中は暖房を入れない。寝る前に温めてから、消して寝るので。寒いことは、寒いですが、寒さには慣れている」
 鈴木は、所属する新潟の地で、寒さへの耐性がすでについているというのだ。1トップを担うそのタフなストライカーが、ゴールネットを揺らし、日本を決勝トーナメントへと導く。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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