浦和GK西川周作、史上9人目のJ1通算500試合出場 34歳10か月で最年少記録を更新
18日のC大阪戦にスタメン出場してGKでは楢崎、曽ケ端に次ぐ史上3人目の大記録
浦和レッズの日本代表GK西川周作が、18日のJ1リーグ第10節セレッソ大阪戦にスタメン出場し、史上最年少でのJ1通算500歳出場を達成した。
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西川は大分トリニータユースから昇格した1年目の2005年にデビュー。本人が「ワールドユースから帰って来てすぐにファンボ・カン監督に抜擢された。横浜F・マリノス戦で相手は榎本哲也選手。プロになってフリーキックの練習はしていなかったけど、ちょっと遠めのチャンスで『お前行け』と。その時に感じたサポーターの歓声、ふかして飛んでいってしまったけど、自分が中心にサポーターを沸かせる感覚があったし、前日にも足がふわふわして地につかない感覚を今でも覚えている」と話している。
それから34歳10カ月での記録達成は、浦和でチームメートとなったMF阿部勇樹の最年少記録を約2カ月破るものになった。史上9人目の達成で、GKに限れば楢崎正剛(633試合)、曽ケ端準(531試合)に次ぐ3人目。大きな負傷なくプレーしてきた秘訣を西川はこう語っている。
「健康第一でこれまで考えて、プレーしてきた。いろいろな人の支えがあってピッチに立てていると思う。家族も一番サポートしてくれて、レッズのトレーナーにはいろいろなことで相談をして、今思えばいろいろなことがあったなと思うけど、身体を元に戻したり助けてもらったりした。これからも感謝の気持ちを持ちながらプレーしたい。チームに阿部選手というレジェンドがいるので、僕の500試合はまったくなんとも思っていない。楢崎選手の記録も追いついて追い越したい」
チームを率いるリカルド・ロドリゲス監督も、「非常にポジティブな記録。ここまでできたのは、彼が多くの良いプレーをしてきた結果だし、まだまだ成長できる。指示を聞く耳を持っていて、常にいろいろなことを改善しようとしている。GKの存在が非常に大事で足下の技術も見せてくれている。彼の成功に嬉しい気持ちがあるし、これからも浦和の歴史に名前を刻み続け、代表でも活躍してほしい」と話した。
果たしてこれからどこまで記録を伸ばしていけるのか。正確無比な低空パントキックにも定評がある西川は、Jリーグの歴史に名前を残した。
(FOOTBALL ZONE編集部)