相次ぐ監督交代で年俸の支払い重なる

　2014年1月に現在ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督を解任して以来、迷走に次ぐ迷走を続けているミランの監督人事。今季終了時点でようやく現任のブロッキ監督に加えて、フィリッポ・インザーギ氏とクラレンス・セードルフ氏への年俸支払いが終了し、来季は今季に途中解任したシニシャ・ミハイロ ビッチ前監督と新監督の年俸を支払うことになる。ただし、ミハイロビッチ氏には古巣ラツィオなどのオファーがあるとされ、ミランから支払い義務がなくなる可能性も小さくない。

　中国企業への株式売却による資金調達もある見通しで、その両面からも実績のある監督に対してアプローチを掛けていく算段のようだ。果たして、かつてローマで元日本代表MF中田英寿氏と共にプレーしたストライカーで、指導者に転身後は戦術家として知られるモンテッラ氏をサンシーロのロッカールームに招くことはできるのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images