イブラ、最大3年の出場停止処分浮上 賭博企業に関与と英報道…引退の可能性も指摘
ベッティング企業の株式所有がFIFA&UEFAの規則違反に抵触
ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが賭博関連の規則違反により、最大で3年間の出場停止処分を受ける可能性が浮上している。英紙「デイリー・メール」はそのままキャリア終了に繋がる可能性があると報じている。
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スウェーデン紙「Aftonbladet」によれば、イブラヒモビッチは自身の会社である「Unknown AB」を通じ、マルタのベッティング企業「Bethard」の株式10%を所有しているという。
しかし、国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は大会に参加する選手がギャンブルに関わる企業と金銭の絡む利害関係を持つことを認めていない。スウェーデンサッカー協会は3年ほど前からこの問題を認識しており、18年のロシア・ワールドカップにイブラヒモビッチが招集されなかったのもこれが理由だったとも伝えられている。
2016年の欧州選手権を最後にスウェーデン代表から遠ざかっていたイブラヒモビッチだが、先月約5年ぶりに代表に復帰。その時に出場したワールドカップ予選のジョージア戦などがルールに抵触した可能性があり、出場停止や罰金処分を受ける可能性があるという。
FIFAの規定によれば、処分は最大で3年間の出場停止とされている。今年10月で40歳となるイブラヒモビッチにとっては実質的な引退勧告ともなり得るだけに、「デイリー・メール」紙は「3年間の出場停止処分を受ければ、ほぼ確実に引退を余儀なくされるだろう」とキャリア終了の可能性を指摘している。
今季セリエAで17試合15得点を挙げるなど健在ぶりを示すイブラヒモビッチだが、今回のケースで処分を受けることになってしまうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)