ドンナルンマ、ミランと契約満了まで残り90日 来季CL出場圏確定まで決断は見送りか
ミランは年俸10.4億円を提示したのに対し、代理人のライオラ氏は13億円を要求
イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、今年6月末で所属するACミランとの契約が満了する。これまでミランは2度にわたって契約延長オファーを送ってきたが、契約合意に達していない。4月1日にミランとの契約が残り90日となった守護神の現状を、スペイン紙「AS」が報じている。
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ドンナルンマは2015年に16歳8カ月でデビューすると、そのままミランの正GKに定着。まだ22歳という年齢ながらセリエAでは通算205試合に出場し、イタリア代表としても25試合でゴールマウスを守っている。
下部組織からの生え抜き選手をキープしたいミランは、これまで2度にわたって代理人のミノ・ライオラ氏に条件を提示した。しかし、クラブが800万ユーロ(約10億4000万円)を提示したのに対し、ライオラ氏は1000万ユーロ(約13億円)を要求しており、両者の要求額には開きがある。
ドンナルンマ自身は、幼少時代から愛着を持っているクラブでのプレー続行を希望しているとされるが、同時にクラブが来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られるか、シーズン終了まで待つつもりだという。
記事では、「ドンナルンマがフリーになるまで、90日を切っており、ミラン陣営には緊迫感が出てきている。最大の理由は、返答を得られていないためだ。このまま時間が過ぎれば、3カ月でクラブの象徴的な選手がフリーになってしまう。契約の拒否は、関心を示している他クラブにとっての合図にもなる。より良い条件を出すクラブが現れるまで、待つのかもしれない」と、GK側の思惑を報じている。
今季、好調のミランはセリエAで18勝5分5敗という成績で、インテルに次ぐ2位につけている。このまま4位以内でシーズンを終えることができれば、2013-14シーズン以来のCL出場権を獲得できるが、欧州最高峰の舞台に戻った時、ドンナルンマがミランのゴールマウスにいるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)