フンメルス”禁断の移籍”が衝撃の決着へ バイエルンがドイツ杯決勝の対戦前に48億円で合意狙う

マテウス氏が歩んだ“裏切り移籍”の道

 また「ビルト」紙では1984年に起きた元ドイツ代表のレジェンド、ローター・マテウス氏の例も紹介している。当時、ボルシアMGに所属していたマテウス氏は、DFBポカール決勝でバイエルンと対戦。バイエルン移籍がすでに決定していたなかで臨んだこの試合、マテウスがPKを失敗したことでボルシアMGはタイトルを逃していた。フンメルスはゲッツェのように最後の決戦を欠場するのか、それとも、マテウスのように新天地との戦いに出場するのだろうか。

 8年半に渡り、ドルトムントで活躍してきたキャプテンは下部組織の一員としてプレーしていた古巣復帰を熱望している。世間の注目を集めたキャプテンの”裏切りの移籍”は、シーズン終了を待たずして決着の時を迎えようとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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