「天才と意地のぶつかり合い」 FW柿谷の“超絶タッチ弾”→GK六反の“好守”に賛辞

横浜FCのGK六反勇治と名古屋FW柿谷曜一朗【写真:©YOKOHAMA FC  & Getty Images】
横浜FCのGK六反勇治と名古屋FW柿谷曜一朗【写真:©YOKOHAMA FC & Getty Images】

名古屋対横浜FC戦での見事な攻防にJリーグ公式SNSが注目

 今季Jリーグの新加入選手で注目の1人と言えば、セレッソ大阪から名古屋グランパスに移籍した元日本代表FW柿谷曜一朗だろう。ここまでリーグ戦全5試合に出場。まだ新天地での初ゴールを奪えていないが、開幕5連勝と好調なチームで存在感を放っている。Jリーグ公式ツイッターは、17日の第5節横浜FC戦(3-0)での柿谷の華麗なプレーと、決定的なシュートを防いだ相手GK六反勇治の好セーブにスポットライトを当てている。

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 C大阪の下部組織で育った柿谷は、2006年にトップチームに昇格してJ1デビュー。その後、徳島ヴォルティスでの武者修行を経てC大阪に復帰すると、卓越したテクニックで“ジーニアス”の異名を取り、13年には日本代表デビューを果たした。14年のスイス1部バーゼルへの移籍を経て16年から再びC大阪でプレー。チームの中軸を担ってきたが、昨季リーグ戦では先発出場が6試合にとどまり、今オフに名古屋移籍を決断した。

 アビスパ福岡との開幕戦(2-1)に先発出場して新天地デビューを果たすと、ここまで5試合中3試合に先発。まだ初ゴールは生まれていないものの、第5節横浜FC戦の後半3分には惜しいシーンを迎えていた。

 左サイドのセンターライン付近でボールをキープしたFW相馬勇紀が、逆サイドのFWガブリエル・シャビエルにサイドチェンジを送る。ペナルティーエリア内でボールを受けたG・シャビエルが鋭い切り返しで相手DFをかわし、左足でシュートを放つが横浜FCのGK六反がこれを防いだ。ボールは目の前にフワリと上がり、詰めていた柿谷の足下へ。素早く反応した名古屋の“8番”は、相手が寄せてくるなかワンバウンド後に右足のインステップで浮かせ、アクロバティックなボレーシュートを放つ。ボールはループシュートとなってゴール左隅に飛び枠を捉えていたが、素早く立ち上がった六反が右手一本で防ぐスーパーセーブを披露。柿谷の移籍後初ゴールはお預けとなった。

 この攻防をお笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんが、ナイスプレーやおもしろシーンを選ぶ「今節のワッキーチョイス」に選出。これを受けてJリーグ公式ツイッターが「ナイスプレーの応酬 #名古屋グランパスの#柿谷曜一朗選手が天才的なタッチからボレーシュートを放てば、#横浜FCの#六反勇治選手が2連続ナイスセーブ」との一文を添えて映像を投稿した。

 ファンも反応しており、「柿谷らしいタッチ」「相変わらずトラップクソ上手い」「ナイスキーパー!!」「柿谷、変態すぎる」「天才と意地のぶつかり合い」「すげぇ」など、両者のプレーを称えるコメントが寄せられていた。六反の好守に阻まれる格好となった柿谷だが、21日には敵地で鹿島アントラーズと対戦する。絶好調のチームとともに、“名古屋初ゴール”の行方に注目が集まる。

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