“負傷中”チェルシーDFの「狂喜乱舞のリアクション」に英注目 「カメラに抜かれた」
チェルシーがCLベスト16でアトレティコを撃破、スタンドで見守ったDFチアゴ・シウバが話題に
チェルシーは現地時間17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦でアトレティコ・マドリードを2-0で破り、2戦合計スコア3-0で7シーズンぶりにベスト8進出を果たした。勝敗を決定づけた2点目のゴールが決まった際、現在負傷離脱中のブラジル代表DFチアゴ・シウバの激しいリアクションが話題となっている。
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アウェーで行われた第1戦を1-0で勝利していたチェルシーは、後がないアトレティコの前から来るプレスに開始10分こそ苦しめられたものの、徐々に慣れていき試合を支配し始める。前半34分、相手のクロスを跳ね返したボールをドイツ代表MFカイ・ハフェルツが拾い同代表FWティモ・ヴェルナーにスルーパス、中に折り返したボールをフリーで走ってきたモロッコ代表MFハキム・ジイェフが右足で押し込み先制した。後半、アトレティコが退場者を出したこともありチェルシーが試合を優位に進め、同アディショナルタイムには、投入されたばかりのイタリア代表DFエメルソン・パルミエリがカウンターからファーストタッチでゴールを奪い試合を決めた。
そんななか、2点目が決まった時のチアゴ・シウバのリアクションが英メディアで注目されている。チアゴ・シウバは2月に行われたプレミアリーグ第22節トッテナム戦(1-0)で前半に負傷交代して以来、試合に出られない状態が続いており、この日もメンバー外。スタンドで見ているところをたびたびカメラに抜かれていたが、エメルソンがゴールを決めた時には負傷を忘れるぐらい喜び、累積により出場停止だったイングランド代表MFメイソン・マウントとイタリア代表MFジョルジーニョとともに熱く抱擁を交わすなど、大はしゃぎしていた。
英紙「ザ・サン」は「狂喜乱舞のリアクション」と見出しを打ち、「ベスト8進出が決定的となり、感情を抑えることができなかった」と、チアゴ・シウバの我を忘れるほどのリアクションを取り上げている。また、英紙「デイリー・エクスプレス」も「負傷中のチアゴ・シウバはカメラに抜かれており、喜びを封じ込めるのは不可能だったようだ」と言及している。
普段は冷静に相手チームのチャンスの芽を摘むチアゴ・シウバが、ここまで感情的になるのも珍しい。それほどチーム状況が良いという証拠だろう。チェルシー加入1年目ながら、負傷離脱するまで絶対的な主力として活躍していたチアゴ・シウバの早期復帰を、トーマス・トゥヘル監督も望んでいるはずだ。