「仮想現実でプレー」 メッシ、タックル無力化の美技に英感嘆「スローモーション」
ウエスカ戦の前半13分、絶妙テクニックから強烈ミドル弾で先制点をマーク
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第27節ウエスカ戦(4-1)で2得点を決め、リーガ史上初となる13年連続の20ゴール超えを達成した。とりわけ、先制点を生んだ強烈なミドル弾前のボールタッチへの反響が拡大している。
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この試合でシャビ氏(アル・サッド監督)が持つクラブ歴代最多出場記録に並ぶ公式戦767試合目の出場を果たしたメッシは前半13分、ゴールニアサイド上段に左足シュートを突き刺し先制点をもたらすと、後半45分にも再びミドルシュートでゴールネットを揺らし、チームを快勝に導いた。
今季通算21ゴールとし、リーガ史上初となる13年連続の20得点超えという新記録も樹立したなか、海外メディアから注目を集めているのはやはり先制ゴールのシーンだ。
スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツからの縦パスに対しゴールを背にして受けたメッシは相手DFのタックルを嘲笑うかのようにワンタッチでかわすと、反転してゴール方向に体を向ける。その流れでペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、強烈な一撃をゴールへ突き刺した。
英メディア「GIVE ME SPORT」は、「メッシのファーストタッチのスローモーション」との見出しでこのプレーに言及している。
「メッシのファースタッチはリアルタイムで驚愕を与えたが、天国から撮影された場合、それは記録上撮影されたわけだが、異世界のスローモーションにほかならない。加えて、メッシは基本的に仮想現実の美しき試合の中でプレーしている。史上最高のサッカー頭脳を備え、我々が目視できているのは、彼のスピードの半分程度だ」
17歳でプロデビューしたメッシも33歳となったが、依然として異次元のプレーを続けている。