ジェラード、リバプール“次期監督説”過熱もクロップに敬意 「あと数年残ってほしい」

レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラード氏【写真:Getty Images】
レンジャーズを率いるスティーブン・ジェラード氏【写真:Getty Images】

現役時代を過ごしたリバプールへの愛着を示しつつ、クロップ監督への配慮も忘れず

 昨季のリーグ優勝から一転、不振にあえぐリバプールは、ユルゲン・クロップ監督の解任報道もなされている。次期監督候補が挙がるクラブレジェンドの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード氏は、いずれ古巣の指揮を執るのが夢としつつも、近い将来にクロップ監督と入れ替わる計画はないと語っている。英紙「デイリー・スター」が伝えた。

 リバプールは今季、一時首位に立っていたものの、新型コロナウイルスによる過密日程の影響や守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを筆頭に負傷者が相次いだことなどもあり、大スランプ状態。現地時間7日のプレミアリーグ第27節ではフルハムに0-1で敗れ、8位に転落したうえに屈辱のホーム6連敗を喫した。

 現在スコットランド1部レンジャーズを率いるジェラード氏は、リバプールの下部組織で育ち、トップチームで17シーズンにわたってプレー。リーグタイトル獲得こそ叶わなかったが、キャプテンとして2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献するなど、クラブの歴史に名を刻んだレジェンドだ。

 クロップ監督の解任報道を受けて、次期監督候補の1人に名前の挙がるなか、スコットランドのテレビ局「ITVスコットランド」のインタビューで、「リバプールは私のクラブ。素晴らしい旅をした。いつかリバプールの指揮を執るのは私の夢だ」と述べた。もっとも、就任時期については「まだ今ではない」としている。

「世界中にはたくさんの監督がいるし、私たちは何よりもユルゲン(クロップ)に敬意を払わなければならない。今クラブを率いているのは最高の監督の1人で、私は彼が大好き。彼にはあと数年残ってほしい」

 リバプールの成績が振るわないなかで、シーズン終了時に監督人事に動きはあるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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