アザール、レアルでのキャリア終焉も? ムバッペ獲得“成功後”の居場所を現地指摘
いまだ本領発揮に至らないアザールの“未来”に「AS」紙が見解
レアル・マドリードはパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペを補強のトップターゲットに定めていると言われ、今夏にも再び獲得に動くと見られている。そうしたなかで、スペイン紙「AS」はムバッペの加入は2019年に目玉補強として加入したベルギー代表MFエデン・アザールの居場所を奪う可能性があると指摘している。
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アザールは2019年にチェルシーからレアルへ移籍。移籍金は1億ユーロ(約129億円)と伝えられ、大きな期待を懸けられた。しかし、加入から1年半の間に10度の負傷に見舞われるなど、いまだに本領発揮には至っていない。
クラブがムバッペの獲得に動いていることで、アザールには厳しい現実が待っているのかもしれない。AS紙は「ムバッペの追跡はエデン・アザールに終焉を告げる可能性がある」との見出しで報道。ジネディーヌ・ジダン監督はムバッペにセンターフォワードではなく、左サイドでの活躍を期待しているようで、同じく左サイドを起点としたプレーが得意なアザールとポジションが被ることから「マドリードがムバッペを獲得すればアザールのレアルでのキャリアは終わりを告げることになるかもしれない」とその立場が危ぶまれていることを指摘した。
レアルの前線では元フランス代表FWカリム・ベンゼマが不動のエースに君臨。さらに悲願のターゲットと目されるムバッペが加われば、アザールは残り少ないアタッカーの枠をブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、同FWロドリゴ、スペイン代表FWルーカス・バスケス、同FWマルコ・アセンシオらと争うことになる。
ムバッペの加入はアザールに厳しい試練を与えることになりそうだ。ベルギーの至宝は自らの価値を証明し、レギュラーポジションを確保することができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)