浦和の大卒ルーキー、“激戦区”ボランチで台頭 スタメン奪取へ阿部から「学ぶこと多い」

流通経済大学から加入したMF伊藤敦樹【写真提供:ⒸURAWA REDS】
流通経済大学から加入したMF伊藤敦樹【写真提供:ⒸURAWA REDS】

流通経済大学から加入したMF伊藤敦樹、相模原戦で1ゴール

 浦和レッズのルーキーMF伊藤敦樹が、開幕スタメンに向けて猛アピールに成功した。13日に行われたJ2のSC相模原とのトレーニングマッチで、45分ハーフの1試合目にフル出場すると、セットプレーからゴールも奪って2-0の勝利に貢献した。

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 伊藤は浦和ユース出身で、流通経済大学を経て今季に浦和入りしたルーキーだが、リカルド・ロドリゲス新監督の下で行われた沖縄キャンプでも出色のプレーを見せ、最終日に行われた北海道コンサドーレ札幌とのトレーニングマッチでもスタメンを勝ち取っていた。

 ロドリゲス監督が前日に「ここからコンディションを上げたい。アイデア、フィジカルを上げることが大事。どの選手が使えるかを見極め、戦える選手で臨んでいきたい」と話し、27日のリーグ開幕戦に向けた準備が意識されるなかでの相模原戦でも、伊藤はMF阿部勇樹とともにダブルボランチを組んでスタメン出場した。

 マイボール時に「センターバックと阿部さんと僕のところで、どっちかが降りたら真ん中を取るというのはやっているので、そういう形で1列目は突破できていたと思う」と話すようにビルドアップに関わると、前半40分にはセットプレーに攻撃参加してゴール。埼玉スタジアムでの“デビュー戦”での一撃に「(ゴールは)率直に嬉しいですね」と笑顔を見せた。

 ボランチのポジションは、4年ぶりにキャプテンに就任した阿部を軸に、新加入のMF金子大毅や昨季に主力へと成長したMF柴戸海、また攻撃的な選手からMF小泉佳穂やMF武田英寿という選択肢もあり、さらにはサイドバックが本職ながらヴィッセル神戸から加入のDF西大伍が務めるオプションもあり得る激戦区になっている。

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