南野はサウサンプトンに「長期滞在したほうがいい」 ”システム最適論”を英誌展開
ハーゼンヒュットル体制下の4-2-2-2システムへの適合性を指摘「輝きを放つ」
日本代表MF南野拓実は現地時間1日、プレミアリーグ移籍期間の締め切り直前にリバプールからサウサンプトンへ今季終了まで期限付き移籍することが発表された。英メディアは「リバプールよりサウサンプトンが最適?」と取り上げ、「長期滞在したほうがいいかもしれない」と主張している。
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南野はリバプールで勝負の2シーズン目を迎えていたが、なかなか出場機会を得ることができず苦しい日々を過ごしていた。リーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまっており、アタッカー陣の序列で最下層にまで下がっていた。
1日に今冬の移籍マーケットのデッドラインを迎えたなか、土壇場でサウサンプトンへの期限付き移籍が決定。シーズン終了までの契約となっているが、英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は「南野は実際、リバプールよりサウサンプトンが最適?」と見出しを打ち、「サウサンプトンでプレミアリーグの経験を積むチャンスを得たが、実際は長期滞在したほうがいいかもしれない」と主張している。
記事では「(ユルゲン・)クロップが起用する4-3-3システムよりも、(ラルフ・)ハーゼンヒュットルの4-2-2-2システムに適しているかもしれない。(ダニー・)イングスと近い距離感で動き回る、または内側で機能するウインガーとして輝きを放つ姿を想像するのが容易だ」と、ハーゼンヒュットル監督が導入するサウサンプトンのシステムのほうが南野に適していると指摘している。
リバプールでは、セネガル代表FWサディオ・マネ、エジプト代表FWモハメド・サラーの両エースを、“偽9番”としてブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが最前線でサポートする関係性を築いている。サウサンプトンではイングランド代表FWダニー・イングス、FWチェ・アダムスの両エースに対し、南野が中盤に近い位置からサポートする構図になることが予想されるが、まずはピッチ内で信頼を掴み、出番増へとつなげたい。
(FOOTBALL ZONE編集部)