長谷部は「何度目かの青春を迎えている」と独紙絶賛 クラブが契約延長の意向と報道
今季ブンデスリーガで15試合に先発、チーム1位のパス成功率など衰え見られず
元日本代表MF長谷部誠に対して、フランクフルト幹部が契約延長オファーを提示する意向だと、ドイツ紙「ビルト」が報じている。
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先月18日に37歳の誕生日を迎えた長谷部だが、今季はブンデスリーガ19試合中15試合に先発出場し、パス成功率では89.64%でチームトップ、さらに第18節ビーレフェルト戦(5-1)ではチーム最速のスプリント計測値である時速33.3kmを記録するなど、技術や体力での衰えは一切見られていない。ビルト紙でも「今の長谷部はフランクフルトで何度目かの青春を迎えている。チーム内で彼のように試合の状況を読める選手はいないし、中盤のポジション争いでは突如としてセバスティアン・ローデを隅に追いやった。怪我をすることもほとんどなく、監督がいつでも起用できる状態を常に保っている」と、そのパフォーマンスが絶賛されている。
当初は今季終了後の現役引退が既定路線と思われていた長谷部だったが、同選手の健在ぶりを見てクラブ幹部も方針を変えたようだ。同紙は「新しい1年契約への長谷部のサインは急ぐべき課題ではないが、スポーツディレクターのフレディ・ボビッチは今春中に長谷部と話し合いの席を設ける意向であり、その後来季のことは固まっていくだろう」と、近く契約延長に向けた交渉の席をフランクフルト側が設けるつもりであると報じた。
さらに「ダビド・アブラハムの退団以降、暫定的に主将を務めている長谷部を抜きにしてチーム構成を考えることはできない。さらに、彼は引退後もフランクフルトに残ることが決まっているので、契約延長交渉の際に給料アップが議題に上がることもないはずだ」として、長谷部への新たなオファーを提示すべきだとも指摘している。
長谷部も現役続行を選択肢の一つとして考えていると、現地メディアとのインタビューでたびたび明かしていることから、実際にフランクフルト側が契約延長に向けた動きを見せれば、来季もブンデスリーガのピッチで躍動する姿を見られる可能性はかなり高くなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)