レスター岡崎の”サッカーIQ”の高さを英紙が絶賛 クレバーな動きで「戦術的な知的さを象徴」

ウェストハム戦は岡崎交代でチームが弱体化と指摘 「目に見えない貢献」を称える

 レスター・シティは17日のウェストハム戦で、2-2ドローに終わった。日本代表FW岡崎慎司はイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが退場した直後、FWレオナルド・ウジョアと交代でベンチに下がった。イングランドの地元メディアは、岡崎の交代でチームが弱体化したとレポート。侍ストライカーは「レスターの強さの象徴」と手放しで称賛されている。英高級紙「ガーディアン」が特集している。

 「このFWはウェストハム戦の先制点で利他的な走りを見せた。そして、レスターは彼を交代後、弱体化した」と、特集では岡崎をこのように絶賛している。

 ヴァーディは前半18分に先制点を決めた。アルジェリア代表MFリヤド・マフレズ、フランス代表MFエンゴロ・カンテというMVP候補が絡んだ一連の連携だが、「別の印象的な貢献者から、目に見えない重要な貢献があった。シンジ・オカザキだ」とレポートされている。

 このカウンターのシーンで司令塔マフレズがボールを受けた時、カンテは前方のスペースに、ヴァーディは左サイドに抜ける動きをそれぞれ見せた。この2人が最終的にフィニッシュに絡んだが、岡崎は「クレバーなおとり役」としてゴールを演出した。右サイドに動き出し、ウェストハムのボランチを務めるMFマーク・ノーブルを引きつけ、スペースを生み出した。この隙間をカンテが突き、エースのゴールが生まれたという。「知的なオフ・ザ・ボールの働きで、数多くのチャンスを作ってきた」と、運動量ばかりがフォーカスされてきた岡崎の”サッカーIQ”の高さにも触れている。

 

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