アラバのレアル入りは未確定? 選手父親が真っ向否定「契約は結ばれていない」
「マルカ」紙の移籍合意報道を受け、父親のジョージ氏が去就に言及「裏付けできない」
オーストリア代表DFダビド・アラバは、今シーズン限りでバイエルンとの契約が満了を迎える。そのため1月1日からは海外クラブとの交渉が可能になっていた。欧州のビッグクラブが獲得に関心を示しているとされるなか、一部メディアで今夏のレアル・マドリード移籍合意が報じられたが、選手の父親はそれを否定している。スペイン紙「スポルト」が報じた。
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センターバック、左サイドバック、さらに中盤も柔軟にこなすアラバは、ユベントスやマンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーなど多くのビッグクラブが動向を追っていた。新型コロナウイルス感染拡大による財政難のなか、これだけの実力者を移籍金ゼロで獲得できるチャンスは、なかなかないだろう。
そんななか「マルカ」紙は、レアルが1200万ユーロ(約15億円)での4年契約を結び、選手はメディカルチェックもパスしたと報道。だが、父親のジョージ・アラバ氏はこれを否定し、ドイツ紙「ビルト」に対し語ったコメントを「スポルト」紙が紹介している。
「スペインから届いたニュースの裏付けをすることはできない。まだ何も確定していないし、契約も結ばれていない。多くのチームが関心を持っているからね」
同紙はレアルの最大のライバルであるバルサとの交渉も続いているとしているが、バルサはレアルが提示しているだけの給料を支払うことはできないようだ。それでも、次の会長選の結果次第で動向が変わる可能性があるという。
契約が結ばれていないと分かれば、アラバの獲得を希望する他クラブが条件を引き上げてオファーを出してくる可能性もある。「ビルト」紙のクリスティアン・フォーク記者は、自身のSNSで「レアル・マドリードが最有力ではある。だが、リバプールも彼の獲得を目指している」と綴っており、公式発表があるまで何が起こっても不思議ではなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)