ロドリゲス新体制で浦和はどう変わる? 新監督の言葉から読み解く“新たなスタイル”

攻撃的なコンセプトを強調しつつも、システムは柔軟に捉えていくことを示唆

 そして、攻撃的なコンセプトがあることは強調しながらも、システムなどは柔軟に捉えていることを話している。勝利からの逆算という意味を含め、ピッチ上での戦術について言及した。

「システムは大事だと思っていない。大事なのはサッカーへのアイデアを明確に持つこと。色々な形でやることはあると思うが、アイデアが大事。相手がどのような意図を持ち、守って攻めるのか。どうやって突破できるのか、相殺できるのかというところからやれればいい。相手が中盤で守るならどう突破できるかと考えるのが大事で、システムは特に大事ではない。これから選手を見ていく上で、その組み合わせなどがシステムを決める部分もある」

 昨季の大きな課題となったマイボールの展開についても「浦和はビルドアップするためには良い選手が揃っている。GKには足下があり、センターバックもつなげる。色々なやり方はあるが、後ろだけでなく中盤を交えてやっていける力はある。きちんとプロセスを踏めば大丈夫」とロドリゲス監督は自信を見せている。一方で「ボールのない時にはインテンシティー高くプレッシャーをかけ、アグレッシブに戦う」とも話すだけに、この点は昨季の良さを継続するという捉え方になるだろう。

 今季の浦和は、高い位置で奪ったところから速く攻めることもオプションとして持ちながら、よりマイボールの時間が長くなっても解決策を持つチームにしていく方向性がうかがえる。その上で、ロドリゲス監督にとってシステムは手段であり、徳島で見せてきた複数のシステムを使い分ける柔軟性は浦和でも継続されそうだ。

 19年はリーグ34試合で34得点、昨季は43得点と、得点力不足が顕著になっている浦和だが、ロドリゲス監督はまずその課題を解決できるかどうかにアプローチしていくことになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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