「夢を語って…」 大久保嘉人、“最後のクラブ”C大阪復帰の理由を吐露「サッカー人生がついにここまで来た」

来季から15年ぶりにセレッソ大阪へ復帰することが決まった元日本代表FW大久保嘉人【写真:Getty Images】
来季から15年ぶりにセレッソ大阪へ復帰することが決まった元日本代表FW大久保嘉人【写真:Getty Images】

大久保嘉人が公式インスタグラムで移籍を決断した思いを明かす

 昨季までJ2東京ヴェルディに所属していた元日本代表FW大久保嘉人は来季から15年ぶりにセレッソ大阪へ復帰することが決まった。大久保は自身の公式インスタグラムを更新し、決断に至った理由を説明。「自分のサッカー人生がついにここまで来た」と古巣に戻ってきた覚悟を示し、「結果で示さないといけない」と力強く決意を語っている。

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 大久保は長崎県の強豪・国見高校から2001年にC大阪へ入団。1年目から20試合に出場し2ゴールを挙げた。翌02年にはJ2で18得点、J1に復帰した03年には16ゴール決めており、05年にマジョルカ(スペイン)へ移籍。06年に1度C大阪へ復帰すると、07年にはヴィッセル神戸へ加入した。09年は1月から半年ヴォルフスブルク(ドイツ)へ在籍し、その後神戸へ復帰。13年からは川崎フロンターレでプレーし、Jリーグ史上初の3年連続得点王に輝き、17年にFC東京へ渡った。翌18年に一度川崎へ復帰するも、同年夏にジュビロ磐田へ移籍。昨季は東京Vでプレーしていた。

 そして、38歳になった大久保が新たな挑戦の場に選んだのが、プロキャリアをスタートさせたC大阪。15年ぶりの復帰となった。大久保は、公式インスタグラムを更新してC大阪移籍を決断した胸の内を明かした。

「セレッソ大阪のファン・サポーターの皆さん、関係者の皆さん、お久しぶりです大久保嘉人です。15年ぶりにまたセレッソ大阪に戻れる事に感謝しています。今の自分があるのはセレッソ大阪でプロ生活をスタートし、沢山のことを学んだことで、ここまでやれていると思います。

セレッソ大阪を出て、いろいろなチームにお世話になりましたが、ふとした時に『最後はセレッソに戻りたいな』と思うことがあっても、それに現実味はなく、夢を語っているような感覚でした。そういう意味で、今回の移籍を嬉しく思う反面、自分のサッカー人生がついにここまで来たんだなと感じています。

この歳になり、いろいろと言われる事もありますが、それを力に変えて皆さんを喜ばせるのも自分次第だし、結果で示さないといけないと思っています。それをやるのは自分でしかないので、自分を信じてセレッソ大阪の為に、そしてファン・サポーターの皆さんの為に覚悟を持って頑張りたいと思います。

ピンク色に染まったスタジアムで戦えることを楽しみにしています。よろしくお願いします」(原文ママ)

 “最後”の場所としてかねてから願っていたC大阪に戻ってきたという大久保。「自分のサッカー人生がついにここまで来た」と、あらためて覚悟を示した。大久保にとって“再出発”となるこの1年、日本屈指のストライカーとして輝く姿を見せてもらいたい。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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