岡崎にPKが与えられるべきだった!? レスター戦の「疑惑の判定」を英メディアが徹底検証

神懸かり的な連勝は主審の判定も味方に?

 2日のサウサンプトン戦でも、レスターには2つのハンド疑惑が浮上していた。サウサンプトンFWサディオ・マネが、カウンターから最後はGKもかわしてシュートを放ったが、DFダニー・シンプソンがカバーに入ってシュートを体でブロックしたが、左腕のあたりに当たっていた。ギャラガー氏は「胸に当たっていたのだろう」とし、PKではなかったと主張した。

 さらに、後半にもFWチャーリー・オースティンがエリア内右の角度のない位置から放ったシュートはDFロベルト・フートの手に当たり、ゴールラインを割った。するとPKではなくCKが与えられた。ギャラガー氏は、「ボールはシュート性のスピードで至近距離で放たれた。疑いようなくCKだ。どうやって手を引っ込めればいいんだ?」と、意図的なものではないとして判定に同意していた。

 3月1日のウェスト・ブロムウィッチ戦(2-2)でも、レスターに有利に働くシーンがあった。前半30分、1点ビハインドのレスターはMFダニー・ドリンクウォーターのゴールで同点に追いついた。しかし、直前にDFクリスティアン・フクスがMFステファン・セセニョンへ、スパイクの裏を見せた危険なタックルを仕掛けていたが、ノーファウルとなっていた。

 このシーンについてはギャラガー氏も「最初、私の見解も(フクスのプレーは)ノーファウルだった。しかし、違った角度からもう一度見てみると、明らかなファウルだった」と、誤審を指摘している。レスターはこの試合引き分けに終わったものの、このプレーがなければ同点ゴールも生まれておらず、状況も全く変わっていた可能性もあるだろう。

 5試合連続で完封勝利中と神懸かったほどの快進撃を続けるレスターだが、その勢いは主審の判定をも味方につけているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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