メッシ、バルサ退団騒動の影響を吐露 「すべてを引きずった」「最悪の夏を過ごした」
「今は気分がいい」と話しつつも、シーズン開幕まで引きずって影響があったと告白
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今夏にバルセロナからの退団騒動に揺れたが、その影響を新シーズンも引きずっていたとインタビューで明かした。
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バルセロナは昨季、12年ぶりに無冠に終わった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝では優勝したドイツ王者バイエルンに2-8と屈辱の大敗。キケ・セティエン前監督も解任され、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(セビージャ)ら主力選手も退団し、チームは大きな変化を強いられている。
そのなかで、クラブに最も大きな衝撃を与えたのはメッシの退団表明だろう。メッシはブロファックス(スペインの内容証明郵便)を通じてクラブに退団を申し入れたとされ、マンチェスター・シティ移籍の噂が過熱するなど大騒動となった。最終的には残留したものの、メッシはスペインテレビ「La Sexta」のインタビューでゴタゴタの影響を今シーズンまで引きずることになったと認めている。
「シーズン開幕まですべてを少し引きずってしまった。今はスッキリとした気持ちだけど、今年は最悪の夏を過ごした」
すでに気持ちを切り替えてプレーできているというメッシ。今季限りで満了となる契約の延長についてはいまだ決着がついていないものの、今後に向けて前向きなコメントを残している。
「今は気分がいいよ。すべてのコンペティションで戦うのが楽しみだ。組織としても、ピッチの上でもクラブが難しい状況にあるのは分かっている。バルサを取り巻くすべてが難しい状況だけど、僕はワクワクしているよ」
メッシはここまで公式戦17試合で9得点をマーク。騒動の影響がパフォーマンスにも表れたのか、“メッシにしては”やや物足りない数字であることは否めないが、すでにメンタル的な問題はクリアになっているようだ。今後も去就問題は注目を集めそうだが、まずはピッチ上での完全復活に期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)