「私を怒らせた」 ユベントスのピルロ監督、モラタの“不可解バックヒール”に苦言
前半12分、敵陣ゴール前でチャンスを迎えるもヒールシュートが外れて得点ならず
イタリア王者ユベントスのアンドレア・ピルロ監督は、現地時間16日のリーグ第12節アタランタ戦でスペイン代表FWアルバロ・モラタが見せた衝撃的なシュートミスに激怒。試合後、「私を怒らせた」と語った。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」などが報じている。
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ユベントスはホームにアタランタを迎えたゲームで1-1の引き分けに終わった。今季から加入したイタリア代表MFフェデリコ・キエーザが鮮やかなミドルシュートを決めた一方で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが1-1の同点から勝ち越しのチャンスでPKを失敗するプレーもあった。
しかしながら、試合後の記者会見でピルロ監督が怒りを向けた矛先はモラタだった。前半12分、ユベントスはゴール前に攻め込むと相手GKも絡んだボールがモラタのところへこぼれた。確かにゴールに背を向けたところにボールが転がってきたモラタだったが、無人のゴールに向けてそのままヒールキックでシュートを狙おうとすると、これがヒットせずに枠外へ力なく転がった。前を向き直す時間は十分すぎるほどにあった。
このプレーにピルロ監督は「彼は私を怒らせた。あのような軽いプレーは許容できない。あのようなチャンスを迎えた時には、ベストの選択をする賢さが必要なのに、それをしなかった」と、激怒していた。
間違いなく今季の珍プレーの一つに数えられるモラタの衝撃的なミスだが、リーグ開幕から12試合で無敗ながら6勝6分の3位と勝ち点を伸ばしきれていないチームにあって、現役時代に数々のタイトルを勝ち取ったピルロ監督にとっては許せないプレーだったようだ。