コロナ感染の韓国代表FW、年内欠場へ 指揮官が厳しい現状を告白「彼の心臓に危険を…」
代表遠征で感染したファン・ヒチャン、ナーゲルスマン監督が回復途上と明かす
日本代表MF南野拓実(リバプール)とザルツブルクでともにプレーし、今季からRBライプツィヒに所属している韓国代表FWファン・ヒチャンが、11月に感染した新型コロナウイルスの影響により年内の公式戦すべてを欠場することになったようだ。
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ファン・ヒチャンは、11月に行われた韓国代表のオーストリア遠征に帯同。17日のカタール戦(2-1)では試合開始16秒でゴールを決める活躍を見せたが、その遠征中に他の選手数人やチームスタッフらとともに新型コロナウイルスに感染していることが判明し、自主隔離に。その後もライプツィヒの公式戦の招集メンバーから外れており、復帰の見通しが立っていなかった。
11日にドイツ誌「シュポルト・ビルト」などが報じたところによると、ファン・ヒチャンについて現地メディアから尋ねられたライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督は、「ウイルスに感染した当時、ファンには感染に伴う強い症状が出ていた。彼は『最初の7日間は死んでしまったようだった』と私に言っていた。状況は彼にとって良いものではない」とコメント。さらに、「彼の心臓に危険を及ぼす可能性があることに関して、我々は注意を払わないといけない」とも語り、同選手が現在もウイルス感染からの回復途上で万全の状態ではないことを明かした。
今夏チェルシーに移籍したドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの後釜として、ファンは今季開幕前にザルツブルクから姉妹クラブであるライプツィヒに加入。しかし、今季公式戦での先発出場は1回のみ、リーグ戦でも得点やアシストをマークしておらず、期待通りの結果を残せていない。そうしたなかで復帰がさらに遅れるとなると、同選手を取り巻く状況はますます厳しいものとなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)