浦和がACL王者に大金星 中国の”爆買いキング”広州恒大を1-0撃破、GS2位浮上!

「背番号9」の武藤が値千金のヘディング弾

  

 浦和レッズは5日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第4節で前回大会王者の広州恒大(中国)と激突し、後半7分に生まれたMF武藤雄樹の決勝ゴールで1-0の勝利を収めた。

 グループ3位の浦和と4位の広州という崖っぷちの状況で迎えた一戦で、互いにグループステージ突破のためには勝利が不可欠な状況だった。広州は今季アトレチコ・マドリードから約55億円の移籍金で加入したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスや、アウェーの浦和戦で2得点を挙げているMFリカルド・グラルにボールを集め、シンプルにサイドから浦和ゴールに迫った。しかし、浦和も3バックの中央に入ったU-23日本代表DF遠藤航を中心に隙のない守備を展開。広州に決定機を作らせずにゲームを進めた。

 次第にボールを保持できるようになった浦和は、右サイドのU-23日本代表MF関根貴大が積極的なドリブル突破からCKを奪い、ゲームのペースもつかんでいった。前半24分には広州の中盤にできたスペースで前を向いたMF武藤雄樹が、左足で強烈なミドルシュートを放った。ゴールの枠を捉えた一撃は相手GKにセーブされたものの、浦和らしいパスワークが生まれるようになっていった。

 広州はボールに触れないMFグラルが苛立ってポジションを下げ、同31分には同じくストレスを溜めたFWマルティネスがMF梅崎司に両足でのタックルを仕掛けてイエローカードを受けた。前半はどちらにもゴールが生まれずに後半勝負となった。

 

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