久保建英、“決定機逸”も現地紙高評価 45分間で存在感…チーム最高タイの「2点」採点

ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】
ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】

エルチェ戦の後半開始から途中出場、後半28分に決定機到来もGKの好守に阻まれる

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間6日に開催されたリーガ・エスパニョーラ第12節エルチェ戦(0-0)で後半開始から途中出場したものの、決定機を相手GKの好セーブに阻まれるなど得点には絡めなかった。しかし途中出場としては長いプレー時間を得たことで存在感を見せる場面があり、地元紙の採点は概ね高評価となっている。

 この日のビジャレアルは右サイドハーフにナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼ、左サイドハーフにMFアレックス・バエナを置く布陣でスタートを切ったものの、前半は小気味いい攻撃を仕掛けることができなかった。そこでウナイ・エメリ監督は早めに動き、ハーフタイム後からチュクウェゼに代えて久保、バエナに代えてFWパコ・アルカセルの2枚替えを決断した。

 その中で久保は後半17分に右サイドで自ら仕掛けてペナルティーエリア内で倒れたものの、ファウル判定は下されず。その後も度々攻撃を仕掛けるなかで、最大の決定機が訪れたのは同28分だった。

FWジェラール・モレノ、MFダニエル・パレホと繋がったパスから久保が相手マーカーのチェックを受けながら、とっさの判断でトゥキック気味の左足シュートを放った。グラウンダーでゴール右隅をついたかに見えた一撃だったが、相手GKエドガー・バディアに弾かれ、今季リーグ戦初ゴールを阻まれると久保は悔しさをにじませた。

 勝ち点1にとどまったビジャレアルだが、久保への評価は決して低くない。「AS」、「マルカ」紙ともに試合後の採点(3点満点)でビジャレアルの多くの選手が1点にとどまるなか、久保には2点をつけている。AS紙では決定機の場面について「最高のチャンスを手にした」としつつ、「エドガーが猫のような反応をした」と決定機を逸したというよりも相手守護神を称えている。

 直近のリーグ戦、UEFAヨーロッパリーグで今一つ存在感を示しきれていなかった久保だが、この45分間のプレーできっかけを掴むことができるだろうか。

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