ユーベ監督として“トリノダービー”初白星 ピルロが現役時代と比較「勝利はより美しく…」

ユベントスのアンドレア・ピルロ監督【写真:AP】
ユベントスのアンドレア・ピルロ監督【写真:AP】

2-1で逆転勝利、前半の戦いぶりには不満「試合の手綱を握ることは難しい」

 イタリア王者のユベントスは現地時間5日、セリエA第10節でトリノとのダービーマッチを戦った。相手に先制されながらも、2-1で逆転勝利を飾った試合後、指揮官として初の“トリノダービー”を終えたユベントスのアンドレア・ピルロ監督が、喜びを口にしている。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じた。

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 ユベントスは前半9分にセットプレーの流れから失点を喫し、1点を追う展開となる。反撃に転じたものの、なかなかゴールを奪えずに時間が過ぎていった。それでも後半32分、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーが右サイドからのクロスをヘッドで合わせて同点ゴールを記録。さらに同44分にはイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが逆転ゴールを決め、ホームで勝ち点3を獲得した。

 監督として、初のトリノダービーを白星で飾ったピルロ監督は、「監督としてのダービーはより疲れるが、勝利はより美しく感じる。ピッチ上と監督とでは、全く異なる。だが、最終的な結果は変わらない。だからこそ、とても良い気分だ」と、衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版に語った。

 結果が出たことを喜んだピルロ監督だが、前半の戦いぶりは不満だったようだ。「ピッチ内に入って、すべてのデュエルに敗れていれば、試合の手綱を握ることは難しい。前半の私たちは、アグレッシブになり切れなかった。大人しすぎたし、5人で守る相手を崩すのは難しい。後半はチャンスの多い展開になった。全員にもっと多くを期待している。試合をクリーンに戦い通して終えるのは簡単ではない。特に今日のような相手との試合ではね。私たちのDNAは、魂を込めて戦うことが刻まれていることを覚えておこう」と語った。

 この日の勝利で勝ち点を20に伸ばしたユベントス。新監督の下、今季リーグ戦は5勝5分、いまだ連勝がない状態だが、ダービーでの勝利を機に流れを変えられるだろうか。

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