久保建英、最大の決定機で得点奪えず悔しさ露わ 後半45分間プレー…ビジャレアルは3戦連続ドロー

ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】
ビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】

エルチェと0-0の痛み分け、5試合連続ベンチスタートの久保は後半開始から出場

 ビジャレアルは現地時間6日、リーガ・エスパニョーラ第12節エルチェ戦に臨み、ホームで0-0の引き分けに終わり3戦連続のドローとなった。リーガ5試合連続のベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は、後半開始から出場。右サイドハーフで起用され、後半28分にはペナルティーエリア内で決定機を迎えたがシュートを決めきれなかった。

 スペイン2年目の久保は、今季保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。リーガ・エスパニョーラではここまで全11試合に出場しているものの、先発したのは第7節カディス戦(0-0)の1試合のみで、プレー時間も189分間にとどまっている。一方、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージ5試合すべてに先発。ここまで1得点3アシストの成績を残しているが、3日前に敵地で行われたスィヴァススポル戦(1-0)では不発に終わっていた。

 ビジャレアルのウナイ・エメリ監督はこの日、攻撃陣のスタメンとして右にMFサムエル・チュクウェゼ、左にMFアレックス・バエナを起用。だが前半、思うように攻撃を展開できずに0-0で折り返すと、ハーフタイムにエメリ監督が動く。後半開始からチュクウェゼに代えて久保を、バエナに代えてFWパコ・アルカセルを投入。久保は得意の右サイドハーフに入った。

 なかなか攻撃にリズムが生まれないビジャレアルだが、久保は後半17分に右サイドから仕掛けてペナルティーエリア内で倒れるも笛は吹かれず。同20分には自陣右サイドで自らボールを奪いドリブルで前進。相手と激突してピッチに倒れたが、チームの攻撃の起点になった。

 ビジャレアルは同25分、エースFWジェラール・モレノが強烈なミドルシュートを放つがゴールわずかに右。そして久保に見せ場が訪れたのは同28分、ペナルティーエリア手前で縦パスを受けたモレノが、鮮やかなターンからMFダニエル・パレホにパス。パレホの右足アウトサイドパスから久保がペナルティーエリア内で決定機を迎えたが、左足のシュートは相手GKの好セーブに遭い、久保は左腕を振り下ろすようにして悔しさを露わにした。

 その後もビジャレアルが攻勢を仕掛けるものの、この日は1点が遠く試合は0-0で終了。後半最大の決定機を迎えた久保にとっては、悔しい結果に終わった。

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