ミランとの契約延長を進める本田の未来に暗雲 来季は再びベンチ要員の危機

二分する今季の評価

 ACミランのMF本田圭佑は、減俸を受け入れ、チームと契約延長交渉を進めているという。その一方で、来季新監督最有力候補が就任すれば、プレー機会を激減させる「ベンチ要員の危険」が高まっていると、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

 本田は現在公式戦17試合連続で先発出場を果たし、チームの後半戦の巻き返しに貢献してきた。だが、記事では、今季のパフォーマンスを振り返ると、「不安定だった」と指摘されている。

「本田には、中途半端な道は存在しない。ミランでの彼の冒険は常に持続性を持っている。批判と多くの称賛、2カ月高いレベルのプレーと、それ以外の2カ月はあまりに凡庸なプレー、サポーターから本当に有益だと評価されるか、単なるマーケテング構想か、常に不安定。彼の未来は未知数だ」

 前半戦はトップ下で起用されたが、結果を出せずにベンチを温める日々が続いた。サンシーロのスタンドから罵声を浴びることも少なくはなかった。

 しかし、打って変わって後半戦はハイレベルなプレーで勝利に貢献してきた。アジア市場のマーケティング要員としての評価か、選手としてのフィールド上での貢献のどちらが上か不透明だという。そうした状況を踏まえ、来季に関しては「未知数」と指摘されている。

 

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