吉田vs冨安が実現! ボローニャ勝利も…両者に伊メディア高評価「バランス良い」「唯一ミスしない」
吉田が所属するサンプドリアはホームで冨安所属のボローニャに1-2で敗戦
イタリア・セリエAでは現地時間22日に、日本代表DF吉田麻也が所属のサンプドリアと、同DF冨安健洋が所属のボローニャが対戦。センターバック(CB)同士の日本人直接対決ではともにフル出場し、アウェーのボローニャが2-1で勝利した。試合後のイタリアメディアは、両者のプレーを好意的に報じている。
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試合は前半7分にサンプドリアがコーナーキックからMFモーテン・トルスビーのヘディングシュートで先制。この時に冨安はトルスビーのマークについていたが、予備動作で振り切られて痛恨の失点だった。
しかしボローニャは前半終了間際にオウンゴールで追いつくと、後半7分にFWリッカルド・オルソリーニが挙げたゴールを守り切って逆転勝利を収めた。
まず勝利したボローニャの冨安について、サッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は「6点」と採点。「パートナー(DFダニーロ・ラランゲイラ)に比べて多少の粗は目立ったが、大きなミスはなかった。彼はまたボールとプレーすることができ、(GKの)ウカシュ・スコルプスキが短いパスの出し先を探すときに必ずサポートしている」と、最終ラインからのつなぎを最も評価した。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」も冨安を「6点」として、「0-1になった場面ではトルスビーに負けた。だが、バランスの良いプレーで取り返した」と、失点に絡んだことは指摘しつつも80分間以上残った時間を安定してプレーしたことを評価した。
逆に敗れたサンプドリアの吉田だが、敗戦チームのCBとしてはプレーの部分でかなり高く評価された。カルチョメルカート・コムでは「6点」とされ「サンプドリアの最終ラインで唯一ミスをしない。複雑な状況でも常に集中している。ボローニャのゴールに彼は関係なく、どちらかと言えば相手FWをよく制限していた」と評価された。
また、トゥットメルカートウェブ・コムでも採点は「6点」とされた。そして「最終ラインの中央に常に存在。頭でも前方に飛び出してもインターセプトを失敗することがなく、試合の最後に難しい状況を作るため(ボローニャ監督の)シニシャ・ミハイロビッチがスピードのあるFWを投入した時でさえも同様だった」と、プレーの評価は高かった。
日本人センターバック対決は冨安のボローニャに軍配があったが、プレー内容という観点では双方ともにチームの最終ラインを支えるにふさわしいものを見せたと評価されている。