本田のミラン愛と逆襲劇を伊メディアが称賛 「幸せな第2ラウンドへ」と契約延長を示唆

今夏の移籍市場は本田にとっての分岐点に

 それについては「ほぼ2年の間、本田がそのユニホームと背番号にふさわしい価値を示してきたとは思えない。ミラニスタは焦りとともに、彼の真価を発揮する瞬間を待ち切れず、ブーイングを浴びせてきた」と、今冬の移籍市場までのプレーは、背番号10の選手として到底満足できるものではなかったと断罪している。

 しかし、こうした流れを踏まえた上で、記事では「ミランと本田の関係は第2ラウンドに入った」としている。

「シニシャ・ミハイロビッチ監督のチームにとって、この日本人MFとジャコモ・ボナベントゥーラの2人が4-4-2システムに調和をもたらし、良好なバランスを与える整理をしている。本田の働きがチームに対して利益のあるものだと、ミラニスタは拍手と歓声で返答した」と、現在のプレーが高い評価に値するものであるとし、サポーターからも好意的に受け取られているとした。

 そして、次なる興味は契約延長だとしている。現在2017年6月までの契約となっている本田は、今季終了後に残り1年となる。一般的には契約延長をしない限り、今夏の移籍市場が移籍金を得る形で放出をする最後の機会になる。冬の移籍市場まで引っ張れば、フリーでの獲得を視野に入れた相手先と不利な交渉を強いられるからだ。つまり、6月から始まる移籍市場は本田とミランの関係にとって、大きな分岐点になる。

 

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