サウジがローマ監督に驚愕の年俸20億円オファー 最終予選で日本の前に立ちはだかる!?

2次予選突破を決めた中東の雄が、スパレッティ監督の引き抜きに動く

 ここ数年、中国クラブの“爆買い”がサッカー界で大きな話題になっているが、中東の“オイルマネー”も健在なようだ。今季途中からローマを率いているルチアーノ・スパレッティ監督に対し、サウジアラビアサッカー連盟が巨額オファーで引き抜きをかけているとイタリアの衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が報じている。

 オファー内容は、同国代表監督への就任で、年俸は驚愕の1500万ユーロ(約20億円)プラス、成果ボーナスというものだという。同局は、すでに正式なオファーとしてスパレッティ氏の元に届いたと報じている。

 昨年8月からサウジアラビア代表は、2010年南アフリカ・ワールドカップでオランダ代表を準優勝に導いたベルト・ファン・マルワイク監督が率いているが、今季途中に就任したローマで8連勝するなど短期的にチームを成長させる手腕を持つスパレッティ氏に注目した模様だ。

 サウジアラビア代表は、現在日本も戦っている2018年ロシア・ワールドカップに向けたアジア2次予選で、6勝1分の勝ち点19でグループA首位に立ち、すでに日本とともに2次予選突破が決定。6カ国が2グループに分かれる最終予選で、ハリルジャパンのライバルになる可能性は十分にある。

 果たして戦術家として知られるスパレッティ氏は、巨額のオイルマネーをバックに日本のロシア行きへ向けた壁として立ちはだかることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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