英雄マラドーナが硬膜下血腫で手術へ 主治医が説明「意識ははっきりしている」
主治医のルケ氏は「硬膜下血腫の手術は特別ではなく、日常的なものだ」とコメント
元アルゼンチン代表のレジェンドにして、サッカー界の“永遠の問題児”として知られるディエゴ・マラドーナ氏が、現地時間3日に硬膜下血腫の手術を受ける見通しだという。アルゼンチン紙「Ole」などが報じている。
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マラドーナ氏は先日、監督を務めるヒムナシアのアシスタントコーチが新型コロナウイルスの陽性反応を示したことにより隔離となっていた。しかし、今回はこれとはまったく別件で、体調不良を訴えたマラドーナ氏が2日に搬送されたこと、新型コロナウイルスの検査では陰性だったことが伝えられている。
そうしたなかで、この体調不良の原因が硬膜下血腫にあるという。これは、軽微な頭部外傷などで、頭の中の細かい血管が裂けたり、切れたりすることで起こるものだとされる。
主治医のレオポルド・ルケ氏は、「ディエゴの意識ははっきりしている。彼に手術について説明し、同意を受けた。彼はとても落ち着いている。硬膜下血腫の手術は特別ではなく、日常的なものだ」というコメントを発している。
アルゼンチンサッカー界では「神」とすら扱われるマラドーナ氏だけに、搬送する車両はメディアに囲まれ、路上が大混乱になっている映像も同国のスポーツ専門局「TyCスポーツ」などで報じられていた。
ルケ氏によると「合併症を伴わない手術であり、全てが順調なら48時間から72時間で彼は帰宅することができる」と、大きな手術ではないことを強調している。
10月30日に60歳になったばかりのマラドーナ氏だが、その手術が成功することを世界中のサッカーファンが祈っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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